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そんな俺が誰かに愛をあげる事が出来るのか?
俺の愛を玲音は本当に求めているのか?
「…れ、おん…俺に愛をくれるのか?」
「瑞樹がくれるならここいっぱいに溢れても与え続けるよ」
そう言った玲音は俺の胸を真っ赤な舌で撫でて軽くリップ音を鳴らし吸った。
今までそこに感じた事なんてなかったのに、ビクビクと快楽に体が震えた。
俺が玲音に手を差し伸ばしたら玲音は指を絡めて握りあった。
すると俺達の手を包み込むようにして光り始めた。
でも俺達は気にする事なくお互いの瞳に写した。
「…俺は愛とかよく分からない、玲音に与えられるか分からない」
「瑞樹は愛を受け入れるだけでいいんだよ」
「でも、その愛って事は…玲音と…恋人になるって事なんじゃないのか?俺は男同士とか種族が違うとか、まだ何も理解していないのに中途半端な気持ちで玲音と付き合えない」
玲音は友人として好きだ、これは胸張って言える。
でも恋人と友人は全然違うものなのは俺でも分かる。
こんな変な体の状態で付き合えない、玲音もきっと一時的な気の迷いだと思う。
俺が可笑しいから、玲音も可笑しいのだと思った。
玲音はキョトンとした顔をしていた、そんな顔をされるような事を言っただろうか。
そう思っていたら次はとても嬉しそうに笑っていた。
俺は玲音と付き合えないと言ったのに、なんでそんな顔をするんだ?やっぱりからかわれただけなのか?
そう思っていたら突然下半身の刺激で再び体に熱を持つ。
恐る恐るそこを見ると玲音が自分のを俺に押し付けて擦っていた。
薄い生地の下着が玲音の硬いズボンに擦れて少し痛いがそれも一瞬で甘い痺れに変わる。
「あぁっ!」
「瑞樹が俺の事っ、真剣に考えてくれて嬉しいなぁ」
「あっ、たりまぇっ……もうっ、動くなぁ!!」
「分かった」
玲音は俺の言葉を守りあっさりと下半身の動きを止めた。
はぁはぁと荒くなった息を吐いて落ち着かせた。
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