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「...やめてよ」
「どうして?」
最初と同じ、純粋な疑問がかえってくる。
質問の意味が、わからないって。
「そんなの、だって、...だって。」
「おかしいから?」
違う、そうじゃない、そうじゃなくて、
「どうして、ここなの?」
もっと、話して、
「あぁ、それね。
僕、ここは好きなんだ。上からなら、何でもみえるから。
見納め、ってやつかな。」
...どうしてそんなに、たのしそうなの。
「キミと話せたから。とても嬉しかったよ。
...消すのを躊躇ってしまうくらい。」
だったら、
「でも、もう決めた事だから。」
そういって、彼は、ふわりと、"飛んだ"。
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