2人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
出逢い
今日は酷く酔っていた。
行きつけの二丁目のバーを出て自宅へ向かっている途中暗闇のはずの視界に急に光が差した。
咄嗟に目を瞑ると光がおさまったかわりに人の気配がした。
恐る恐る目を開けると、白い服に身を包んだ小学生くらいの男の子が立っていた。
「緑川咲月さん貴女の願いを叶えに来ました!」
謎の少年は太陽のようにまぶしい笑顔でそう言った。
私は今日酷く酔っていたのにも関わらずダッシュで家へと帰った。
これが今までの私の人生で最も濃い3日間の幕開けとも知らずに…。
最初のコメントを投稿しよう!