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「マジかよ。これで残るは俺とお前だけか。」
「マジで眠いなー。いいかげん寝たい。」
「お、正吾、お前復活したのか。」
「いや、今のは正吾の寝言だ。」
「寝言で眠いって言う奴初めてみた。正吾は夢の中でも寝ないように頑張ってるんだな。」
「とりあえず恋バナでもするか。」
「じゃ、好きな人をせーので言おうぜ。」
「せーの、」「鈴木」
「どの鈴木だ。返答によっては怒るぞ。」
「里奈ちゃんだよ。」
「お前もかよ。ていうか勝手にちゃんで呼ぶな。」
「勝手にって何だよ。お前のもんじゃねーだろ。」
「よし、今日最後まで起きてた方が先に鈴木に告白できるっていうことにしよう。」
「やだよそんなの。俺達協力して朝まで起きるんじゃないのかよ。」
「じゃ、俺先に告白する。」
「先にってなんだよ。いつすんだよ。」
「徹夜してその足で告白しに行くんだよ。」
「お前ムードとか考えないんだ。それに、向こうは寝起きだぜ。」
「じゃ、お前いつ告白するつもりなんだよ。」
「俺は本能寺で告白する。俺は明智光秀みたいにあなたのことを裏切ったりしません。って。」
「なんだよそれ意味分かんねーし。」
「意味は分かるだろ、バカ。」
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