1 〝文明の星〟

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1 〝文明の星〟

文明活動の本体である経済・社会活動を支える二本の柱、 科学・技術と制度・政策について、考えてみました。 自作SF『Lucifer(ルシファー)』や『Lucifer 断章』を 書く中で考えた 文明論が、もとになっています。 それは、文明の成立や変化を、 次の六つの要素によって説明する仮説です。 まず文明活動を、Ⅰ 科学・技術(事実認識/知る)、 Ⅱ 経済・社会活動(現実行動/行う)、 Ⅲ 制度・政策(意思決定/決める)に分けます。 次に、それらに必要な内外の環境条件として、 ①物的資源(科学・技術が経済・社会政策を豊かにするのに必要)、 ②人的資源(制度・政策が経済・社会政策を健全に保つのに必要)、 ③自然・社会環境(制度・政策が次の科学・技術を開発するのに必要) を加えます。 これらの各要素を、変化や課題となる順に並べると、 Ⅰ→①→Ⅱ→②→Ⅲ→③となります。 さらにそれらを、ダビデの星または籠目(かごめ)といわれる、 六芒星(ろくぼうせい)の形(✡)で図示すると、 文明の様々な事柄を分かりやすく説明することができます。 3a1d6834-a717-4928-8a70-ee08b3c3075b 私はこれを、〝文明の星(The Star of Civilization )〟と名付けました。 (より詳しい内容は、『 天使な悪魔の文明論 』にも書いていますので、  よろしかったらご覧ください。)
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