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「告白、されたんですね?」
「はは。断ったら、もう一緒には働けないって……」
「そりゃそうでしょうね」
なんて罪作りな人なのか。
そう思いながら、彼の姿を再度、上から下までこっそりと確認する。
背が高くて筋肉質の引き締まった体。
切れ長の鋭い瞳の中の優しい亜麻色。
一見、野性的でありながら甘い微笑み。
外見もさることながら、その穏やかな物腰と心地よく耳に残る落ち着いた声がまた魅力的だと思う。
そりゃ、あんな営業スマイルを向けられて、あんな営業トークに乗せられちゃったら、誰だって恋に落ちる。
「りりちゃんがお店を手伝ってくれるなら、毎日いてもなんら不自然じゃないし、自然な流れで紹介できるんじゃないかなーって思って」
そんな風ににっこりと笑顔で言われたら、断れるはずがない。
「……先に言っておきますけど、普段の仕事、上がる時間が日によってまちまちなので、手伝えても数時間ですからね?あんまり当てにはしないでください」
「もちろん、無理のない程度でいいから」
「分かりました、それでいきましょう」
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