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小休止.ー付喪神達ノ独白ー
我等は巫覡様の御世話をする事で、此の世に留まれている。
社に祀られている有名な方は良いが、付喪神に限らず、名も無き小さな者達は、忘れられれば、此の世から消え、二度と戻れなく成るのが摂理だ。
巫覡様が我等を雇用し、憶えていてくださる事で、我等は此の世に留まれている。
或る時はそのモノの姿を変えて、或る時はそのモノの依り代を創り、そうして我等は生かされている。
我等にとって、巫覡様の御世話をする事だけが生き甲斐なのだ。
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