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チリリリリッ!
おもむろに手をベッドから放り出し、なんとか机の上にある目覚まし時計を掴んだ。
「ふぁ……ぁぁ……」
アラームを止めてベッドから出る。
そして、窓のカーテンを開けると。
「まぶしっ……」
空は雲ひとつない晴天。その中にギラギラと輝く太陽が、俺に訴えかけてきているような気がした。
だんだんと朦朧としていた意識がはっきりとしてくる。
その瞬間、俺は高揚感で満ち溢れていく。
いてもたってもいられず、その昂ぶった気持ちを発散すべく、ガラガラと窓を開けて叫んだ。
「ようやく……時は満ちたぞぉ!!」
今日から、俺の復讐の日々が始まる。
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