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窓から見える銀杏の色が秋色を増すにつれ、クラスの準備も進んでいった。
喫茶班と占い班に分かれ、コンセプトを決めていく。
左を向くと、喫茶班チームが当日扱うお茶やお菓子について会話に花を咲かせている。
「調理しないで販売できるもの……で、夢占いと関連性があるもの……『タカシア』のフラワードリンクなんてどうかな。グランドメニューなら安価なものもあるし、ファンシーだよ」
「私飲んでみたかったんだよね~! 女子は好きだけど、男の子はこういうの好きかな?」
「俺は甘党だから結構いけるけど、そうだな。ジンジャーエール系のメニューもあったよな。それ入れたら?」
「「いいかも!!」」
「星のモチーフの食べ物か……『スター・グース』の星形サンドイッチって仕入れできるかな」
「『Ms.muffin』の動物マフィンシリーズもいいよね!」
「えっと、夢占いで使うコンセプトマークが、コイン・星・花・ウサギ・傘……家? 確かに家の夢ってよく見るけど、家をモチーフにした食べ物なんてある?」
「クラブハウスサンド、はどう?」
「おお! けど、それじゃあダジャレだぁ……」
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