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「第一関門は突破したな」
橋を渡り、夢街へと入っていく。
俺達が橋を渡り切る前に夢街の中心街から爆発が起きた。
「何だ!!?」
前方を走るトラックも急停止。
紘人さんも慌ててブレーキを踏んで、車を停めた。
俺達は慌てて車内を飛び出して、真っ赤な炎に包まれていく夢街を見つめた。
「何が起きたんだ?」
「普通の爆発じゃない…爆弾が爆発したような雰囲気だな」
紡さんはポツリと呟く。
「爆弾って…」
「夢街はスラム街のように密集した街。火の回りも早いかもしれませんね」
「すぐに119に連絡だ」
「はいっ」
夢街を目前にして足止めを食らった。
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