夢の終わり~奏弥side~

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病院の近くの繁華街で突然、大爆発が起きた。 次々と運び込まれて来る怪我人たち。 「何だよ!!?鬱陶しい!!」 「何、パニックになってるんだ!?槇村」 院長の湯瀬先生が心配そうに問いかけた。 「うるさい!!」 音弥は軽いパニックを起こしていた。 「俺にはできない!!」 音弥は処置室を飛び出した。 「!?奏弥?」 廊下には紡が立っていた。 「やっぱりここに居たのか…生きていたんだな」 紡は安堵した顔を俺に向けて抱きついて来た。 「離せっ!!キモチが悪いぞ!!てめぇ」 俺は思わず紡を殴った。 「奏弥お前…俺を殴るのか!?どれだけ心配と思ってんだ?」 「てめぇが心配してるのは俺じゃないだろ?奏弥だろうが…」
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