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「し..るかよ..おrr」
これはあれか?よくバイオとかであるあれか?気持ち悪。だがあれだ。意外と普通だ。吐いてはいるけどね。そして人を食べていたやつがこちらに気付きよろよろと向かってくる。
「お、おい!逃げるぞ!」
「おう」
二人とも全速力で走る。運がいいことに浴衣ではなくジャージだったため走りやすかった。
「どうする!?」
「地下だ!地下に行くぞ!」
「なんで!?」
「少なくとも地上よりも安心だろう!今外を出てもゾンビで溢れかえっている!だから地下だ!」
「分かった!」
俺と凌也はエレベーターを使わず階段を使う。なぜかは.....まぁ分かるだろう。
「いやぁぁぁ!!助けてぇ!!」
奴等はどうやら音に反応するようだ。喰われていた女にぞろぞろと集まって行く。
***
「はぁ...はぁ.....」
「なんとか...にげきったようだな.....」
「あぁ」
ガサッ
「誰だ!」
「ひぃ!!僕はゾンビじゃないよぉ」
「なんだ...良かった....」
出てきたのは太ったやつでほんとに良く逃げ切れたなぁと思うほど体は大きい。
「しかし、どうする?」
「しらね、しばらくは籠城じゃね?」
「つっても食料がねぇぞ」
「いや、三つだけある」
「どこにある?」
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