第一章 始まりと試練

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第一章 始まりと試練

「いやー久々に旅行もいいもんだなー」 「本当だよー、てか聞いてよ、あの糞上司はさー、また理不尽なことを頼んできてさー、国語辞典ぐらいの厚さの書類を一日で纏めろとか言うんだぜー、まぁ完徹してさー」 「そいつは災難だなー」 俺の名前は木ノ下孝太(きのしたこうた)、今は友人の古井凌也(ふるいりょうや)と一緒に旅行に来ていて、よく温泉の脱衣場とかにある200円ぐらいで出来るマッサージチェアに座ってマッサージをされている。きもてぃ。もちろん温泉には入った。二人とも温泉から上がったが浴衣は来てない。だって男二人だもん。そそるものがなにもない。おにゃのこならまだ希望は会ったけどね。二人ともジャージ。あほくさ。 「そういやさっきから気になってたんだけどよ」 「おん」 「外騒がしくね?」 「それな」 さっきから脱衣場の外が騒がしい。なにやらやめろーとか助けてーとか聞こえる。こっわ。 「どうする?」 「見るか」 「そうだなーちょうどマッサージも終わったことだし」 のれんをくぐり外を見ると人が人を食べていた。 「「おrrrrr」」 あまりのグロさと血なまぐさい臭いで二人とも嘔吐する。 「な、なんだこれ」 凌也が涙目で聞いてくる。知るかよ。     
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