第一章 見えない瞳

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「ねえ、世界はどんな色をしてるの?」 「んーー……、青と緑と赤と紫と…」 「そっか、そんなにいっぱいあるんだね。」 「ああ、いっぱい」 「ふふふ、いいなあいっぱい」 「………そうか?」 「そうだよ!きっと綺麗なんだよ! そんな世界にいるテンも素敵なんだよきっと」 「はは、どうだろ」 「ええ~~、千花はテンのいいとこたくさん知ってる!多分この世界の色の数よりも!」 「……そうだといいな」
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