第7章 悪いこともあれば、良いこともある人生
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心の不倫は背徳の行為ではあるが。 人の性としてしょうがなかった。 「自分じゃ、不倫しているとは思わないのに……」 チーパパは不満は増していた。 「すべてがいい方向に向かうことは人生ではなかった」 「あちらがいいと、こちらが悪い」ということは世の常だった。 ノッ子のイメージも薄れて行く寂しさを感じていた。 「孤独だな」 「自分だけの閉じた心に嫌気がさしていた。
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