第7章 悪いこともあれば、良いこともある人生

2/10
前へ
/40ページ
次へ
心の不倫は背徳の行為ではあるが。 人の性としてしょうがなかった。 「自分じゃ、不倫しているとは思わないのに……」  チーパパは不満は増していた。 「すべてがいい方向に向かうことは人生ではなかった」 「あちらがいいと、こちらが悪い」ということは世の常だった。  ノッ子のイメージも薄れて行く寂しさを感じていた。 「孤独だな」 「自分だけの閉じた心に嫌気がさしていた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加