第7章 悪いこともあれば、良いこともある人生

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「チーパパも少しは大人になったかな」と思わせる成長はあったが、冷たく自分勝手に見え る外見は治ってはいなかった。 「オレも外見程冷たくないんだがな」 「下町のナポレオンと言われた男さ」 「ほんとうは、庶民的で親しみやすいのにな。みんなが勘違いしているだけなのだがな」  自分のイメージ知らしめる難しさを感じていた。 「誰も、オレのほんとうの気持が分からないからな」 「人情があって、心優しいのにな」 「みんな誤解なんだよな」 「いつも、考え込んでいる職業だし、誤解されるのかな」 「他人はどうでもいいや」 「マイペースで生きよう」
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