隣席の君
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僕は必死の思いでその腕を振り払おうとした。けれども思いの他強い力で捕まれているのでびくともしない。パニックになった僕はその腕に噛み付いてみたけれど、それでもだめだった。僕が絶望しかけたそのとき、坂上さんのおまじないは一気に最後の攻撃を仕掛け、気持ちの悪い空間はとうとう バッチンッ という大きな音を立てて水分と共にはじけ飛んで消滅をした。 同時に、僕の腕も突然ふっと軽くなって開放された。
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