Short stories
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【高嶺の花】 窓の外を眺めていた。 胸元の蝶結びが小さく靡く。 「陽が暮れるね」 彼は呟く。 「善いのかい?」 櫻色の唇は唄うように。 「取り巻き連中は君を寮に送るつもりだろう?」 窓外の眼下に輩の脳天を見下ろし、呟く。 「高嶺の花殿は反抗期でいらっしゃるか」 ふふと笑う唇を吸った。 君こそが僕の唯一欲する花だ。
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