Short stories

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【尻フェチ男の憂鬱】 臀部から大腿に繋がる稜線。 指先でなぜるとびくと体が浮く。 際立ったその甘美なラインに、チューブが食い込んでいる。 轡に歯を立てすぎて痙攣する顔。 もう一度、大腿のラインを撫でる。 ―――このラインが在って美だが……。 惜しみながら私はチェイソウのエンジンを蒸かす。 「足があってはいけない」
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