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「やめろつってんのに。そういうことは、合意の上ですんのが、人間のルールだって、領主サマが言って」
体をよじり、どうにか止めようと壁越しに声をかけるのだが、今のところ上手くいく様子がなかった。男の手が尻の真ん中を割り開いて、綺麗にすぼまったそこを発見し、感嘆したようにため息をつく。
喜ばれてもちっともうれしくない。
視線が注がれているのを意識しながら、ルフは懲りずに脚をバタバタさせた。腰にくくりつけていた少ない荷が地面に散乱し、覚えのある甘い香りが広がる。昨日採った蜂の巣を、袋に入れて持ち歩いていたのだ。
「んんぅぅっ」
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