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「殺す、ころしてやる、ころしてやる、ころす」
見ることこそできないが、自分自身の体だから状態は分かる。はじめ固く閉じていたはずのそこは、屈辱がくり返されるうちに、男の指をすんなりと飲み込むようになっていた。入り口近くをぐるりとなでられると、ヒクヒク動いて指を飲み込もうとさえする。
たわむれにつついてその動きを明らかに楽しんでから、男がゆっくりと、体重を乗せて自分自身を突き入れてきた。
「っあぐ、ぐうう……!」
ルフは一瞬口から出てしまいかけた大声を噛みつぶした。尻たぶにモジャモジャした男の毛を感じて背中が総毛立つ。力を込めて排除しようとしてもうまくいくはずもなく、狭いところを割り開かれ、また抜かれる感覚ばかりが強くなる。
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