【恋の始まり】

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【恋の始まり】

高校1年入学式。周りを見ると中学とは違い大人の雰囲気をだしている先輩たち。 高校生になったし絶対にカッコいい彼氏を作るんだから。 「真琴は共学ならどこでもいい、そう担任に言ってたもんね」 中学から友達の美紀とは偶然にもクラスが一緒。美紀と恋バナするのも高校生活の楽しみ。 だって美紀ってばすでに一つ年上の彼氏がいるから負けたようで悔しかった。 でもこれからは毎日彼の話するんだ~。 強い意気込みで新しい教室に入ると、1人の男の子が目に入った。 背が高くて髪は染めてなく当然のようにピアスもなかった。 こういう人をインテリ系というのかな? 「おーい真琴。突っ立ってないで入ってよ」 「美紀・・・私決めた。あの子の彼女になる!」 ずっと彼氏といえばイケメンで周りから『いいなあんなカッコいい彼氏で!』と言われるのが夢と言えば夢だった。でも実際心を奪ったのはインテリ系の彼―水野潤―だった。
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