神の加護

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「はははっ……… 神の悩みも時代と共に変わるものじゃのう」 狐舞の大神の深刻な悩みを戎は笑い飛ばした。 「おい、笑い飛ばすなよ。 彼奴の能力は本人が気付いてないだけでかなりのものだ。 期待してただけにな………」 ため息混じりに(こうべ)を垂れる御大を見て、戎は未だ笑っている。 「悪い悪い、じゃがな……… 心配するな儂に良い考えがあるのじゃ。 仁和寺の護る村にな…………」 戎は斯く斯く云々と狐舞の大神に話して聞かせた。 「ほぉ……それは………… ふむ………、良いかもしれんな。 戎、協力してくれるか?」 戎は、快く頷いた
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