6人が本棚に入れています
本棚に追加
「はははっ………
神の悩みも時代と共に変わるものじゃのう」
狐舞の大神の深刻な悩みを戎は笑い飛ばした。
「おい、笑い飛ばすなよ。
彼奴の能力は本人が気付いてないだけでかなりのものだ。
期待してただけにな………」
ため息混じりに首を垂れる御大を見て、戎は未だ笑っている。
「悪い悪い、じゃがな………
心配するな儂に良い考えがあるのじゃ。
仁和寺の護る村にな…………」
戎は斯く斯く云々と狐舞の大神に話して聞かせた。
「ほぉ……それは…………
ふむ………、良いかもしれんな。
戎、協力してくれるか?」
戎は、快く頷いた
最初のコメントを投稿しよう!