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【神を必要としない】
そう告げられた様で、その言葉が白狐の心を捕らえた。
向かい来る人間の願いに背を向けていた白狐。
なのに、“必要無い”と神に背を向ける人間が頭から離れない。
まるで天の邪鬼の様に………
追われるものから逃げ出して、逃げる者の背中を見つめていた。
三神弓弦の事が、白狐は気になって仕方がなかった。
その小さな心の変化が、“神”としての自分に大きな変化を与える事に
彼は
まだ気付いていない………
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