魔王はいつも暇である

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ここは魔王城 そして玉座には赤髪に角を生やした美麗と思える男が座り 「――で制圧が完了でございます」 その前には鎧を纏った狼の様な男が跪き男…魔王に報告していた 魔王ことエレンホス・ディナトは狼男につまらなそうに見ていた エレン「で?」 「は?」 魔王が続きを催促するが狼男は何の事か分からなかった エレン「いや、制圧ができたから何? もしかして、それだけで終わり? だったら、お前何か面白い事しろよ」 魔王からの思いがけない言葉に狼男は困惑した と、同時にその場にいた魔王の臣下達は焦る 臣下1(また魔王様の悪い癖が出た!) 臣下2(また一人犠牲者が…) エレン「ほら、何かしろよ」 「え、あ、その…」 「魔王様!いい加減にしてください!」 いきなり面白い事しろと言われても、どうすれば魔王が満足するか分からない狼男は焦り出す そこに廊下へ出るための扉が思いっきり開き金髪長髪のエルフが入ってきて魔王に怒鳴った
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