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「続いては、遊撃隊長を発表する。」
「「「「お~~~!!」」」」
「次はあたしねぇ~」
私の言葉で、にぎやかな4人組とモニカちゃんから声が上がる。
「俺の代で遊撃隊長は、6代目になる。文字通り、敵への奇襲とかく乱がメインになると思う。俺としては、情報関係と、ケツ持ちも任せていきたいと思っている。鈍い俺の未熟さをカバーしつつ、仲間も守れる人材・・・・その基準で選んだ。」
「うはははは!照れるのぉ~!」
「いやいや!隠密活動なら、元・軒猿の俺で決まりでしょう?」
「誰がお前らって、言った関西人と忍者!?」
「おいおい、情報関係は、副総長が代々するんじゃなかったのかよ?凛君の代でそれを変更か~?」
「りんどー!誰にしやがったんだよ!?」
「ああ・・・・龍星軍6代目遊撃隊長は―――――――」
それでうるさかったのが静かになる。
言う時は静かにしてくれるんだと思いながら言った。
「幡随院長政くん。」
「キタァ――――――――――――!!ウェイウェイウェイ!!」
「「「「「えええええ!?」」」」」
「うはははは!ハズレかい♪」
「うふふ♪やっぱりねぇ~」
大喜びする本人とがっくりする周りに、初代遊撃隊長がニッコリ微笑む。
「ばんちゃんなら、教えがいがあるってイオリンが言ってたし~JAGUAR時代の経験もあるもんね~」
「ですよねぇー!!?」
そう言いながら、モニカちゃんめがけてまっしぐらに駆け寄るちーちゃん。
「ウェイウェイウェイ!俺、頑張っちゃうよ!!リンリンのためなら、何でもする系!!」
「そこへ、仲間も守るも入れなさいよぉ~はい、モニカちゃん特製の腕章♪」
「にゃははははは!スゲーイカしてんすけど!!鬼ヤバフォォー!!」
雄たけびを上げて嬉しそうにするちーちゃんを、笑顔で眺めるモニカちゃんを見て思う。
(モニカちゃん・・・・私への腕章にはフリルをつけたのに、ちーちゃんのは普通にカッコイイのをあげてる・・・・)
「リンリンこと、凛道蓮さんに敬礼!!幡随院長政は、朝霧モニカ先輩以上の6代目になることを誓いまーす♪」
「ありがとう。頼りにしてますね。」
「ウェイウェイウェイ!命に代えても♪さっそくつけちゃおう~♪」
最初とは180度雰囲気が違うけど、引継ぎは成立した。
〔★長政は遊撃隊長の腕章を手に入れた★〕
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