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「瑞希が弟というのだから、お前は弟だ、ブラコン。」
「ブラコンって!?」
「そういうわけで女将、細かいことは気にしないでやってくれ。」
「・・・なにかご事情がおありのようですね。かしこまりました。」
「かしこまらないでください!」
良いところの旅館の女将さんだけあって、対応が早い。
ただ、その対応と、意味を、どう理解したか、考えただけで怖い。
絶対、ややこしい誤解してる
〔★凛は今までの経験で理解した★〕
「それでは、お荷物をお部屋にお持ちしますね?」
「はいはーい♪凛ちゃんは、モニカちゃんと同じにしてね~女将さん!」
「馬鹿野郎!お前と凛を一緒に出来るか、ケダモノが!凛、お兄ちゃんと一緒がいいよな!?」
「瑞希~独り占めは良くないぞー?凛たん、烈司さんと男同士で語り合いたいよなぁ~?」
「わははははは!イイDVD持ってきてやったから、鑑賞会しようぜ~!凛助!!」
「案ずるな。お前らがそう言うと思って、俺と凛道は同じ部屋にしておいた。」
「ええー!?」
「「「「なにしてんだよっ!!?」」」」
(へ、部屋割り、決めてなかったの~!?)
〔★むしろ決められている★〕
個人的には、瑞希お兄ちゃんがいいけど~
「凛!お兄ちゃんがいいよな!?」
「凛たん、烈司さんは凛たんのために、いろいろ頑張ってきたよねぇ~?」
「だったらモニカちゃんだって、尽くしてきてるじゃないの!?」
「騒ぐな貴様ら。他の泊り客と女将と従業員に迷惑だ。俺でいいな、凛道?」
「凛助ぇ~・・・!!俺様を選ばなかったらどうなるかわかるよなぁ~!!?」
「う、うわーん!」
(素直に瑞希お兄ちゃんがいいと言えないよーん!!)
〔★圧力が半端ない★〕
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