天国か地獄か!?龍星軍のバカンス!!~前編~

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「『越後の龍』の呼び込みか。」 「えちごのりゅう?」 「凛道、上杉謙信(うえすぎけんしん)は知っているな?」 「え?戦国時代の武将ですよね?」 〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕 上杉謙信(うえすぎけんしん):織田信長が生きた戦国時代最強武将で「越後の龍」・「毘沙門天(びしゃもんてん)の化身」などの異名を持ち、義理人情に熱い武将として、たくさんのカッコいいお話を残した大名のことだよん☆彡 「そう、その謙信の配下の忍びが【軒猿(のきざる)】というのは知っているか?」 「いいえ、初耳で・・・あれ?」 でもどこかで、聞いたことが・・・呼んだことがあるような―――――――!? 「あ!?これだ!」 手にしたチラシを再度見ながら叫ぶ。 「ここに、『軒猿』って文字が入ってます!このチラシのお店・・・『越後の龍 軒猿店』とありますよ!?」 「そういうことだ。今、戦国ブームなのだろう?それで町おこしをしているらしい。その一つに、『越後の龍』という企業があってな。今の娘はそこの従業員だろう。ほら、あのように。」 「こんにちは~ニューオープンした軒猿店です~」 「ただいま、男女2名様を対象にサービス中です~」 「男性のお客様は本日、ドリンク無料サービスですよぉ~うふ♪」 その言葉通り、周りを言われて見渡せば、くノ一コスプレのお姉さん達が客引きをしていた。 それも男性中心で。
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