天国か地獄か!?龍星軍のバカンス!!~前編~

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「なんか・・・ごめんな、凛。」 「瑞希お兄ちゃん?」 小声でこそっと、瑞希お兄ちゃんが耳打ちしてきた。 「俺が、くノ一カフェ気に入らねぇって言ったから・・・合わせたんだろう?」 「な!?そんなご自身を責めないでください!僕だって、興味がないんですから!」 「興味がない?思春期の男がか?」 (は!?しまった!?) 思わず、女の子の立場で発言して焦る。 でもすぐに、上手い言いわけをした 「こ、硬派がそういうところに行くのは、けしからんでしょう!?」 「あ、そういうことか・・・!」 私の発言に、私もお兄ちゃんも違った意味でお互いホッとする。 「おりゃあてっきり、凛が~女に興味ないのかと~」 「ええ!?凛ちゃん、女の子が性的対象じゃないの!?」 「モニカちゃん!?」 聞き耳を立てていたらしいオネェさんが飛びついてくる。 「だったら、高千穂ちゃんはやめて~モニカちゃんと付き合いましょう♪」 「って、違いますよ!てか、どうしてカンナさんを出すんですか!?」 「わはははは!聞いたか、瑞希―!カンナとのエロストーリーは長期戦みたいだぜ~!?」 「それを言うならラブストーリーだろう、馬鹿者。」 「とりあえず、太もも・生脚フェチじゃないのは確かだよな~」 「もうー!やめてください、みなさん!!」 「凛をからかうなっての!!」 こうして、ぎゃーぎゃーとにぎやかに、目立つ形で移動する私達龍星軍一行。 ご飯にありつくまで30分もかかったのだった。
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