天国か地獄か!?龍星軍のバカンス!!~前編~

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絶景が広がる場所でのご飯は最高だった。 「わぁ~すごいですねぇー!?」 「ミシュランにのってる店だからな。」 豪華なランチを前に、得意げに獅子島さんが言う。 すごいのはそれだけじゃない。 完全ガラス張りのテラスの中は、適度な冷房がきいている。 「どうだ、凛道?」 「すごいです、獅子島さーん!」 (一番すごいのは瑞希お兄ちゃんだけど♪) 〔★やはり順位は変わらない★〕 「わはははは!忍者屋敷だったら味わえないだろうなぁ~」 伊勢海老をカラごとバリバリたべなっがら百鬼さんが言えば、隣に座っているモニカちゃんがしかめっ面をする。 「ちょっとは行儀良くしろ。・・・・ただでさえ、目立ってるんだぞ?」 (あれ?モニカちゃん、言葉遣いが・・・?) 「男言葉・・・?」 「今だけだ、凛。」 モニカちゃんが変わった理由を、隣にいた瑞希お兄ちゃんがこそっと教えてくれた。 「モニカは、TPOがわかってるからな。危険を察したら、男に化けるんだよ。ほら、来たぞ・・・・。」 「え?」 「あの~すみませーん♪」 瑞希お兄ちゃんの言葉に続くように、甘ったるい声が響く。 声のする方を見れば、知らないお姉さんが数人、私達のテーブルにやってきた。 従業員じゃない、あきらかに私達と同じ観光客。 「ちょっといいですかぁ~?」 お姉さんは、モニカちゃんに話しかける。 「なんでしょう?」 これに男モード(?)で答えるモニカちゃん。 「皆さんお友達ですか?」 「ええ、そういうところですよ。」 「ですよねぇ~」 「もしかして、うるさかったかな?ごめんね。」 「「「きゃん♪」」」 パチンとウィンクすれば、頬を染めてときめくお姉さん達。 私は私で、海鮮パスタを食べようとしていたフォーックを持つ手がとまる。 (お・・・・男らしくカッコいいモニカちゃんだと・・・!?) 〔★見るのは二回目(【彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)】以来)だ★〕
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