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「君には、新しく作った役職の中でも、総長に関わる補佐をしてほしいんだ。」
「はっ!そりゃあ、光栄だ。」
「受けてくれるかい?」
「もちろんですよぉ総長様が言うなら、なんだってしてやります」
「大河っ!!」
「よかった。」
カンナさんの声と私の声が、かぶったけど気にしない。
「じゃあ、任せた。『総長代行』はお前だ、円城寺大河。」
「はいはいはい!総長補佐をすれば・・・・・!?は?」
「腕章は、初代総長の真田瑞希さんから受け取ってくれ。お願いします、初代総長。」
「おう!来いよ、大河。」
私の言葉を受け、瑞希お兄ちゃんが円城寺君を呼んだんだけど――――――――
「「「「「「「「そ、総長代行!?」」」」」」」」
本人はもちろん、現役メンバー全員も声をそろえて役職名を叫ぶ。
「『総長代行』だぁ・・・!!?」
そう口にしながら、すごい勢いで振り返った円城寺君は、なぜか瑞希お兄ちゃんの元へ行かない。
「そ・・・『総長代行』ってなんだよ!!?」
「え?」
どういうわけか、私の方へとやってきながら言った。
「『代行』って、お前!?『代行』ってなんだよ!?」
「なにって・・・え?代行の意味知らないの??」
「そーじゃねぇよぉ!!『代行』ってことは、『代わり』ってことなんだぞ!?お前は今俺に―――――」
「うん。僕が不在の時は、『総長の代わり』をしてほしいんだ。」
「なっ!!?」
「「「「「「マジか!?」」」」」」
「うはははははは!なるほどのぉ?!」
ギョッとする円城寺君と、聞き返す他の仲間達と、笑うヤマト。
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