生還からの後始末!新生龍星軍決定!!

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「スー・・・・・」 (寝てる・・・) 穏やかな顔で寝息を立てていた。 年より若く見える顔を眺める。 改めて、女せ・・・・中性的な顔をしていると思う。 ずっと見ていても飽きなかったけど、風邪を引いたらよくないと思い、足元にあるバスタオルをたぐり寄せる。 (私が動くと、瑞希お兄ちゃんが起きちゃうかな・・・?それは可愛そう。) というのは建前で、本心は、瑞希お兄ちゃんとの密着タイムを失いたくない。 だから、ずぼらな手段を選んだ。 「ほっ!」 行儀が悪いとは思ったけど、足の指でバスタオルをつまんで持ち上げる。 今の姿勢を崩さないように、手が届く距離まで、上半身へとたぐり寄せる。 よじよじとしながら、小刻みに動いていたのだけど・・・・ 「・・・・ん~・・・・寝れねぇだろぉー!?」 ガシッ!! 「あう!?」 バスタオルを、お互いのお腹に乗せたところで怒鳴られた。 「す、すみま・・・・!」 (怒られた!!) 冷や冷やしながら瑞希お兄ちゃんを見れば。 「・・・・じっとしてろ・・・・」 とろんとした目で、甘くささやかれる。 「っ・・・!?」 それだけでも、顔から火が出そうなのに。 「んー・・・・」 「あ、ううう!?ちょ、瑞希お兄ちゃん!?」 私の腰に両足をからませる。 腕枕にしていない腕が、首や背中をなでる。 (あうぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~!!) 「スースー・・・・」 おまけに、私にかかる吐息は、甘いカフェイン臭で・・・これは、さっき飲んでたアイスコーヒーのにおいだとわかった。 瑞希お兄ちゃんまみれで幸せではあったけど~!! (こんな状態で、寝れるわけがないよ・・・・!!) おかげ様で、昼寝なんてできなかった。 昔の女性みたいに、恥ずかしさのショックで気を失えればよかったかもしれないが・・・いや、それだと瑞希お兄ちゃんを堪能できないのでよくないわ。 ということで、安眠をむさぶることは出来なかったのです。 〔★しかし、違うものは得られたようだ★〕
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