売られた喧嘩は買うしかない!?復讐の行方!!

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「おーい、関山!ちょっと。」 「やば、チーフだ。行かなきゃ。」 職場の上司の言葉に、つなぐの表情が変わる。 「それではご主君、お名残り惜しいですが~」 「可児君が毎回、ヤマトに『五分刈り』だって言う気持ちがわかってきました。」 「俺の前で他の男の話はしないでよ、ぼっしぃ~?」 「わかりましたから、早く仕事に戻りなさい。」 「はいはい。早く2人きりになりたいんですね?」 「ぶっ!」 それで、飲んでいたジュースでむせる涼子ちゃん。 「ゴホゴホ!」 「あ、大丈夫、涼子ちゃん?はい、ハンカチ。」 「ご、ごめんなさい・・・!」 「あはは!さすが、第二夫人。まだまだウブだね?」 「だっ・・・!?」 「誰が第二夫人だ!!?嫌いになりますよ、つなぐ?」 「ああ!?うそうそ!今度こそ、冗談!」 「今までは違うんですか!?」 「いや~忍者カフェで見た時から、清楚で可愛い子だと思ってましたよぉ~涼子姫。」 「「りょ、涼子姫!?」」 「そう呼んじゃだめかな、姫?」 そうささやくつなぐの姿は、とてもカッコいい。 同時に、その背景となっている女子達の顔が美しくない。 〔★嫉妬でゆがんでいる★〕 「つなぐ、君のファン達が怒ってますよ!個人的にも、涼子ちゃんをそう呼ぶのは禁止です!困らせないの!」 「不機嫌なのは、焼きもち妬きのご主君でしょう?今日のところは『涼ちゃん』にしておきます。今後ともよろしくね、涼ちゃん♪」 「は、はあ・・・」 「つなぐ、君ねー!」 「おい、関山!!なにやってるんだ!?」 「はーい、わかってまぁーす!」 再度呼ばれ、それに大輪の花のような笑顔で答える美形。 「きゃ!?あの人カッコいい~!」 「ばか、知らないの!?噂の、つなぐ様よ~」 「あのイケメン店員の~!?」 それで数人、新たな犠牲者が出たが見なかったことにする。 「では、ぼっしぃ~涼ちゃん、ごゆっくりぃ~」 「君はゆっくりしすぎ!早く仕事しなさい!」 「が、頑張ってくださいね。」 「うんうん♪了解♪」 そう言って笑うと、モデル歩きで行ってしまった。 あの子もあの子で、いろいろもったいないと思う。 〔★『隣の花は赤い』でググれ★〕
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