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朝、目を覚ますと、となりに円城寺が居ない?
庭にでも居るのであろうと思い、朱音は着替えて庭に出てみる。
やはりそこには、円城寺が池の中を覗いている。
「何か、いるんですか?鯉とか?」
「いや、此処には、鯉は飼ってないよ、」
「では、金魚とか?」
「いや違うんだ、タニシを飼っている。」笑
「タニシって?」
「あぁ、知らないかも?ホタルの幼虫の餌だよ、」
「えっ!ホタルが見られるんですか?」
「そうだな、毎年見られるよ、今年の幼虫はどんなかなぁと思って見ていたんだ、」
「それで、どうですか?」
「あぁ、今年はたくさんのホタルが見れるよ、」
「わたしも、見たい、」
「そうだな、一緒に見ようね、朱音さん」
朱音は、おもわず円城寺に抱きついた。
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