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「あそこに、なにか光ったような、朱音さん」
「どこですか?」
「池の左のほうですよ、」
朱音は、光を1つ見つける。
それを円城寺に伝えようとしたら、二つ三つ、、、、
どんどん増えてきて、池の周りにたくさんの源氏蛍が飛び回り、
幻想的な光の、雄が雌に舞い踊りながら求愛踊りを披露している。
星の数より多いんじゃないかと間違えてしまいそう。
二人は、その光景に圧倒されて言葉が出てこない。
しばらくして朱音が、、
「星よりも、輝き増した、ホタルかな、、、」
「それって俳句ですか?朱音さん」
「それでは、僕も、、」
「すっころんだ、見上げた空、月がない、、」笑
「それって、俳句ですか?円城寺さん」笑笑
「あはは、冗談ですよ、、」笑
「それでは、真面目に、、
雲流れ、、岩苔雫、、美女の巣、、
濡れる指先、、膣を弄る、、、」
「どうでしょう、朱音さん、」笑
「えっ、、それいやらしいです。円城寺さん、」汗
「美人の朱音さんを褒めた句なんだけど、」
「まぁ、美人だなんて、褒めすぎ、円城寺さん」
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