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そして、土曜日
花火大会に円城寺も誘ったけど、大事な用があると言って来なかった。
朱音は、風船かずらの着物、姫子は、みすゞうたの着物、
二人並んで歩いていたら、姫子は、朱音の腕に巻き付く。
腕に姫子のバストがあたる。なんだか気持ちいい、男の人が喜ぶのはうなづける。
二人は、露店巡りをしていた。
「あっ、イカの丸焼きがあるよ、お姉さん」
「ほんとだ!一匹まるまるだね!」
朱音は、露店で買ったことが無い。テレビで見ただけで、、、
実物は、ほんとに大きいので、姫子だけにして、
別の露店に向かう。
「あっ、たこ焼きだよ、」「これが、たこ焼き?」
これは、二つ買った。次に目に入ったのは、、、
「あっ、金魚すくい、やろやろ、お姉さん、」
「やったことないけど、教えて、姫子ちゃん」
「いいよ、おじさん、二つね、」
「あいよっ、」
差し出してくれたのは、モナカに針金が付いたもの、、
「こんなので、すくえるの?」
「大丈夫、わたしの真似して、」
左手にお碗を右手のモナカを器用にすくう、
朱音も、真似してすくってみた、だがモナカは針金から外れる。
「あぁ~ぁ、やだ~、」
姫子は、赤い出目金をすくう。
「わぁっ、すごいね、姫子ちゃん、」
「まぁ、こんなものです。」笑笑
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