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「Zzz―――」
「おにぃ! 朝だぞ!!」
「ん・・・・・まだ眠い・・・・・」
「いいから起きろ!!」
「ぐへっ!」
身体に圧し掛かられる衝撃で、目が覚めた。
「やっと起きた
今日から新学期でしょ?
おにぃも私も、皆より早く登校しないとダメなんだから
さっさと仕度する!」
「朝から元気だな~」
寝ぼけた声で言う。
「当たり前でしょ!?
今日から私も高校生だよ!
おにぃは生徒会長なんだからシャキッとしてね先輩!」
「はいはい」
どうもおはようございます。
ユウマです。
何度も言いますが、これでも元魔王です。
今日から新学期が始まります。
俺は二年生になり、生徒会長になりました。
今日の始業式では、新入生に挨拶することになってます。
そして、この元気な子は、妹の舞です。
マイは今年から、俺の通う私立三好高等学校の新入生になりました。
つまり俺の後輩です。
「ほら、朝ごはん作ったから
早く食べて行くよ!」
妹は毎日、俺より早く起きて朝食を作っている。
他にも掃除、洗濯、家事全般をしてくれている。
本当に出来た妹だ。
そして、容姿も良い。
まだまだ子供っぽさが残っていて、身体も成長途中だが、
今でも十分アイドルになれると思う。
妹じゃなかったら、プロポーズしてるくらいだ。
という話をすると、シスコンおよびロリコン扱いされるので控えている。
ちなみに、さっき話した俺の両親は、今は一緒に住んではいない。
二人とも仕事の関係で去年から海外にいるのだ。
そのため、今は妹と二人暮らしである。
別に寂しくは無い。
妹もいるし、何よりもっと元気な奴がいるから・・・・・
ピンポーン
そんなことを考えていると、インターホンがなる。
「はーい、もうすぐ出まーす!
ほらおにぃ、早く着替えて!」
「わかっているよ」
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