第一話 『高慢Ⅰ』

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 だが、僕は彼女にその役割を与える事は大きな間違いだと思う。その役割を彼女に背負わせるのは、あまりにも残酷で、非人道的な行為だと僕は考える。    何故なら、僕の目の前で飴玉を舐めながら躊躇いなく遺体を物色する少女……『漆ヶ谷 揚羽』は、わずか十歳の幼い少女なのだから。
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