少女の願い

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ガシャーン!! 星屑が散らばるような音が響いた。 まさか、ついにいらっしゃったのかもしれない。 「神様、神様、私を救ってください。」 私は毎晩夜空に向かって神様にお願いしている。 私にはもうあなたしかいないのです。 お願いです。私をどうか、助けて下さい…。 そんな願いが今日こそは届きそうな予感がした。 「神様、神様、私の声が聞こえたのですか。」 『どうしたんだい?』 その声を聞いたとき私の心は爆発しそうだった。 振り向くとまさに『彼』は私の目の前に立っておられた。 私の心は躍る。 「あぁ、神様。ずっとあなたを待っていたのです。私をここから連れ出して下さい。父は私の頬を拳で何度も殴ります。私のお腹を何度も蹴りあげます。母は私に何度も熱湯を浴びせます。私の髪を掴めば壁に何度も頭を打ち付けます。父と母は私に早く消えてくれと何度も踏みつけます。」 『そうか、行こう。もう何も怖いことはない。』 神様は私の手をとって下さった。 「あぁ、神様。ありがとうございます。」
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