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【奥田さんを連れて行くから、今夜一緒に飲みに行こう。瀧内くんと伊藤くんと護を誘ってくれる?】
葉月に送信すると瞬く間に返信が届く。
【わかった!なんやようわからんけど誘っとく!】
おかしな日本語ではあるけれど、私がことを起こそうとしていると察してくれたのだということだけはわかった。
【詳しくはまた後で】
手短にメッセージのやり取りを終えてオフィスに戻り、午後の仕事の準備に取りかかる。
先輩に誘われたら、よほどのことがなければ断りきれないはずだから、何も知らない護はのこのこやって来るだろう。
あとはみんなの前で護を切り捨てるだけだ。
定時を30分ほど過ぎた頃になんとか仕事を終えて片付けを済ませ、休憩中に葉月と決めた待ち合わせの店に奥田さんと一緒に向かった。
葉月たちは先に到着して飲み始めているらしい。
なんとか護を確保することにも成功したようだ。
葉月には事前に、私の婚約者は三島課長ということにして、名前は出さないでと頼んでおいた。
伊藤くんと瀧内くんも話を合わせてくれる手はずになっている。
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