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「まあな。今までこんな事やったこと無かったけど、前から面倒見てるし、慣れるもんだな。だから、お前が毎日どれだけ大変かって、よくわかる」
「大変なんかじゃないわ。毎日、とっても楽しいのよ。子供たちの成長が、傍で見れるんだもの」
思わず笑顔になった。身寄りのない天涯孤独の私が、みんなと一時的にも家族みたいに過ごせることが、何よりの幸せだもの。
暫くすると突然、王雅がキョロキョロと辺りを見回して、子供たちの様子を見ていたかと思ったら、子供たちからさっと背を向け、何と私を抱き寄せて口づけたの!
ビックリする程の早業で、止める暇が無かった。
「なっ・・・・んっ・・・・! ちょ、王雅っ・・・・こんなトコで、やめてよっ」
小声で文句言った。子供たちに見つかったら、大変だわ!
「うるさい。ガキ共に聞こえんぞ。いいのか? 俺は、別に見られたっていーけどな。こんなトコじゃなけりゃいいって言うなら、場所変えるけど?」
「そうじゃなくてっ・・・・んっ・・・・っ!!」
子供たちに見聞きさせられないから、ビンタも出来ずにされるがまま、口内を犯された。
激しく交わされる口づけに、息があがる。
散々キスされて、ようやく唇を離して貰えた。睨んでいると、まだして欲しいのか、とか、訳の分からない事を言われた。
して欲しいワケないでしょーがっ!!
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