スマイル18・王様子供を守る

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  「・・・・なあ、喰わせてくれる?」  突然、真剣な顔で王雅が私に言ってきた。 「えっ? いいわよ。まだ何か、おわかりしたいのがあるの?」 「おかわりじゃねーよ。お前だ」 「はっ!?」 「だ・か・ら、お前だよ、お前! 真崎美羽が喰いた――」 「はい、ご飯のおかわり、どーぞっ!」  言葉を遮って、てんこ盛りにもったご飯を王雅の前に差し出した。  大勢の子供たちの前で、私が食べたいとか言うって、バカじゃないの!?  TPO(時と場合)をもっと考えなさいよね!!  せめて応接室で二人きりの時に言って欲しいわ・・・・って、ちが――――ぁうぅっ!!  ダメダメダメっ、絶対にダメ!  契約の夜のお相手ならともかく、そーいうのじゃないヤツはダメ!  な、ななな、何動揺しているの、私っ!  しっかりなさい!!  本当にもう、私ともあろうものが。  王様の言葉にこんなに動揺するなんて。  考えられないっ!  さっさと自宅に帰って貰わなきゃ。  じゃないと、心がもたない。  貴方に振り回されっぱなしだと、自分が自分でいられなくなっちゃうから。
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