スマイル18・王様子供を守る

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  「ええ、任せておいて。貴方がまた来てくれるまで、みんな待っているから」 「うん。じゃ、またな」  王雅は名残惜しそうに何度も振り返って、やがて帰って行った。  また、暫く静かになるから、淋しくなるわね。  大きな子供が、自分の家へ帰ってしまったんですもの。 「さ、みんな、淋しがってばかりいないで、ちゃんといい子にしていないと、王雅お兄さん、また来てくれないわよ? もう遅い時間だから、そろそろ寝ましょう」  王雅を見送って、淋しそうにしょんぼりしている子供たちを連れて、さっき王雅が用意してくれた布団にみんなを寝かせた。  電気を消して暗くすると、あっと言う間にみんな眠ってしまった。  今日は、いっぱい遊んだものね。  さあ。後片付けも全部終わったし、今からアルバム作りしよう。  楽しかった思い出、少しだけだけどアルバムに収めてしまおう。  調子の悪いプリンターに頑張って貰って、撮影した写真を撮影順にアルバムに貼った。  今回のお泊り保育は、少ししか写真撮れなかったから残念だけど、みんなが楽しそうに食事をしているシーンが撮れたから、これだけでもいいわ。  食事の写真を貼り終えて、ひとつだけ毛色の違う最後に撮影した写真を手に取った。
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