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まあ、まりなちゃんについてもっと詳しく知りたいなら、『プレゼント』っていう作者別作品を読めばわかるわ。
とにかくまりなちゃんも私も、スマートフォン(携帯電話)みたいな便利な機械は持っていないし、のんきは公園に露店出店で電話が無い為、手紙で用件をお願いすることにした。
施設で一番年上の六歳で、坊ちゃん刈りが特徴、しっかり者のまじめで素直な男の子、学(まなぶ)君――愛称ガックン――に、公園まで手紙を届けるお使いに行ってもらった。
手紙には、私がやむを得ない事情で施設を十時半位まで留守にすること、施設での留守番をお願いしたい事を書いた。その場でまりなちゃんに読んで貰って、返事を聞いてくれるようにガックンに頼んだ。
ガックンはお使いを頼んだらすぐ公園に向かって、すぐ返事を聞いて帰って来てくれた。
まりなちゃんは快くオーケーしてくれたみたい。いい返事を貰えて良かった。
これで、今日の留守番は確保成功ね。
留守番を頼める人ができたから、今日だけクラブにアルバイト行こう。
リョウ君の誕生日も迫っているし、一日でも早く五千円欲しい。
私はまだ若いから、多分雇ってもらえるハズよ。一日体験して、やっぱり合いませんでしたーって言おう。それで、五千円ゲットよ!!
ドレスとか何も持ってないけど、貸してくれるのかしら。
よく解らないから、とりあえず電話してみよう。フリーダイヤルなのが助かるわ。
私がこのクラブに決めたのは、問い合わせがフリーダイヤルだったからに他ならない。
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