+01.天才と天災。

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「…異世(ことよ)全域へ告ぐ。これで最後とする。構えよ」 「兄様ー、何処ー?」 「どうした?」 「あ、居た。」 「夢視(ゆめみ)で呼ばれたの。」 「誰にだよ…」 「んー…一杯!」 「お前な…」 「(れん)兄様には逢うよ。」 「僕と一緒に行くの、出ておいで。」 『主人(あるじ)!俺を連れてけ!」 「出やがったな、馬鹿狐」 『主人(あるじ)、今日は何処までだ?地獄か?高天ヶ原(タカマガハラ)か?黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)か?何処までだって、付いて行ってやる』 「そんな所には行かないよ、クロ。逢魔ヶ原(オウマガハラ)だよ。」
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