第三話 桜の願い

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    ※   ※   ※   イメージ。   一瞬、ロクーラの姿。     ※   ※   ※   オンラード、憎しみを込めて桜を睨む。 オンラード「誰かを信じても自分が傷つくだけだ。あなただって一度裏切られれば、信じる事がどれだけ無駄か痛感するさ」   桜、じっとオンラードを見つめ、笑う。 桜「……ああ、その時は、思い切り笑ってやってくれ。だがもし、私が信じたことで報われた時は……」   桜、ギュッと拳を握る。 桜「(笑顔)少しでいい。周りを信じてみて欲しい」   オンラードと桜、しばし見つめあう。   桜の手、僅かに震えている。 オンラード「……本当に、とんだ大バカ者だな、あなたは」 桜「え?」   オンラード、俯き火傷に手をやる。 オンラード「こんな俺ごときに、どうしてあなたはそこまで……」   オンラード、しばし黙る。     ※   ※   ※   廊下の奥。   陰(景義)血が滲むほど拳を握る。 景義「(悔しそうに)……姫様」 四話に続く
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