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今日という特別な日の昼間に選ばれた自分は、実際他の女よりもアドバンテージを取っているという確信も有った。だからそう易々と夜に会いたがられるのは逆に面白くないと、ナナクはそういう意味でプラスに考えたのだ。
今隣で自分に向けて、太陽の光に負けない位に目を輝かせてきているカイリという男からは、自分に対しての優しさと、そして彼自身が持つ覇気が感じられている。
この覇気というやつを持つ男は中々に貴重であるらしいとナナクは知っていた。ナナクはナナクで、確かにカイリを特別視していたのだ。
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