ジパング東遊記

登場人物

〇ソラ－－謎の少年

旅の仲間。見た目は十五歳くらい。
青・黄両大陸どちらにもそぐわない系統の顔に瑠璃色の髪と瞳を持つ。
蘇生術が使えるが、使うごとに寿命が減る。
ノートルダムの野望を阻止するため、ジパングへ向かう。

〈性格〉
当初は記憶がなく、自分が誰なのかもわからなかった。雨が嫌いで、理由は「雨は花をしおらせるから」。

〈秘密〉
太古の昔、人と神がともに住むジパングという楽園があった。
ジパングは「オオキミ」という神が支配していた。ジパングでは花も季節も虫も人も、すべてオオキミによって気まぐれに生み出され、消されるものだった。
ある変わり者のヒメが虫けら同然の人間を愛した。ヒメは地上で人間と生きることを望み、六人の人間がヒメの願いを叶えるため、禁忌を犯して地上への道を開いた。
ソラはヒメが愛した六番目の人間、「出来損ないのロク」。

バチカンに命を狙われている。
理由は、五賢教を開いたのは三番目の人間「サン」だが、教義では女神となっており、五賢教の開祖がただの人では都合が悪いため。