ジパング東遊記

登場人物

〇その他の人物

・ムジャダヒト・ハッカイード
　アルマの一番上の兄。34歳。
　五人の弟と妻フラビア、娘のラーラと一緒にリフィレンツェで暮らしている。
　職業は共和国大学の教師。
　ガミガミと口うるさいが、家族思いのしっかり者。

・エル、ファルコ、コンラッド、ブルーノ
　アルマの兄の四つ子。全員25歳。
　全員ブラコンでアルマのことが大好き。
　それぞれエルは料理人、ファルコは音楽家、コンラッドは帽子職人、ブルーノは薬売りをしている。

・ラーラ・ハッカイード
　アルマの姪。ムジャダヒトの娘。14歳。
　病気を患っており、一日の大半をベッドで過ごす。
　レオンの顔ファン。

・レオン
　アルマの友達。15歳。
　リフィレンツェの工房で働く絵描き見習い。
　顔は整っているが、性格は粗暴。

・ジャンルイジ・デ・メディチ
　リフィレンツェ一の大貴族で、バチカンにも影響を持つメディチ家の出身。38歳。
　ジパングへの航海を決行し、自身も船長を務める。
　貴族だが、根っからの商人。損になることは絶対にしないと豪語する。

・アゴスティーノ・デ・メディチ
　ジャンルイジの兄。枢機卿。
　シリウス五世の退陣を虎視眈々と狙っていたところから、ノートルダムに利用される。

・カピタノ
　リフィレンツェの町はずれに住む老人。55歳。
　アルマにジパングへの隠し地図と水晶を渡す。
　実はマルコ・ポーロ本人である。二十年前、スリをしていたマルコはノートルダムに気に入られ、共にジパングを訪れる。
　そのときは宝が一つ足りず、ジパングへの道を開くことはできなかったが、混乱に乗じて秘宝の一つである水晶を持って逃げたことで、ノートルダムに追われる身となる。