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狭くなった箱の中
大きな音がして僕はますます不安になった
ここから出して!と叫んでも箱は空かない
だんだん息苦しくなる
周りのみんなも叫んでいる
叫びというよりかは絶叫に近くて
でも小さくなっていく叫び声
僕の意識も薄れていく
怖い 助けて お母さん
頭の中でお母さんを思い浮かべた
いつもやさしい笑顔で僕の名前を呼んでくれた
意識を手放した僕たちはもう二度と目覚めることはなかった
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